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雲の平班
68期 鈴木
まず今年の雲班を一言で表すなら「神」。これに尽きます。今回の雲の平のコースは、ここ数年でも最もきついものだったと聞きました。それでも誰一人欠けることなく完遂できたのは、間違いなく「メンバー」の力だと思います。懸命に歩く者、団装を持つ者、先頭に立つ者、全体をまとめる者、それぞれが自分に課された、あるいは自分で感じた責任を果たし、死ぬほど重いザックを背負いながらも足を止めなかった。その積み重ねが、この偉業を可能にしたのだと感じています。リーダーが言っていました。「俺が山に登る理由はメンバーだ」と。1週間の夏合宿を通して、私も心からそうだと実感しました。今振り返ってみても、あの厳しい行程をやり遂げられたのは、仲間がそばにいてくれたからこそです。本当に感謝しかないです。
そして3日目に選んだ鷲羽岳・三俣蓮華岳・双六岳のルートは、間違いなくこの合宿の大きな山場でした。その道中で目にした景色は、これから先も一生忘れることはありません。折立で見上げた満天の星空、薬師岳から眺めた雄大な山々、雲の平での静かな夕陽、鷲羽岳の圧倒的な存在感、槍ヶ岳に昇る霞がかった朝日。どれもが鮮明に心に刻まれています。
仲間とともに歩き、仲間とともに見た景色。これこそが、私が山に登る理由なのだと改めて強く感じています。最高で最強な思い出を作ってくれた雲班の仲間に特大の感謝を伝えたいです。そしてこれからも末長くよろしくお願いします。
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