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笠ヶ岳班
69期 松本
実を言うと、私が笠ヶ岳班に入った理由は大して深くありません。もともとサークルで出会った同期の友人と、せっかくなら難易度が高いところに行こうと話していました。結局、日程の都合により裏コースは笠ヶ岳しか行けなかったという、大層希薄な理由で笠ヶ岳班へ参加しました。
しかし、蓋を開けてみれば、その友人を含め班員の1年生男子の半数が元登山部。反面、私は小学生で日帰り登山をしていた程度。途端に不安が募り、登って大丈夫かと惑いました。
結局合宿に参加して、どうだったのか。そんなものは全くの憂慮でした。陰になった槍ヶ岳を煌々と照らす朝日に、眼下に棚引く厚い雲。楽しい同期との話に、頼もしい先輩の背中。合宿の情景1つ1つが、今夏の思い出に最も強く刻み込まれています。
もちろん裏コースですから、苦境は幾度も訪れました。しかしそうした状況をも全員で共有し、踏破できたことは、1つの財産といっても決して過言ではないでしょう。班の仲間と唯一無二の思い出を得て、最高の夏になりました。
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