​皆さんこんにちは。68期の伊勢川です。私は表銀座班の一員として、北アルプス表銀座ルート制覇に挑みました。
　岳文会に入会するまではキャンプの経験すらもなく、今年の夏合宿は私にとっての大挑戦でした。自分の身長を越す重い荷物を背負い何日間も歩くのも、お風呂に入ることができないのも、トイレは有料で水が流れないのも、様々なことが初めてで戸惑ったことを覚えています。また、山ならではの出来事も強く印象に残っています。雲が出てきたと思えば一気に視界が覆われてすぐ側で雷が鳴り始めたり、熊を警戒してその日のゴールを先に進めたり、トイレにスマホが沈んだり、、笑 何度かハプニングはありましたが、今までに見たことのない美しい景色にも出会えました。またあの景色が見られるならもう一度登りたい、そんな風に思いますが、もう同じメンバーで登ることはないと思うと寂しいです。体調不良になったり身体に痛みが出たりしても、途中下山することなく完登を遂げた同期、疲労が溜まっているにもかかわらず最後まで班を盛り上げてくださった先輩方、先頭に立ち、時にはダブザもしながら班を引っ張ってくださったサブリーダー、そして、持ち前の明るさと体力と決断力で全体を支えてくださったリーダー。上高地での最終夜には学年を問わず泣きあったのもいい思い出です笑
　「人生で初めて」をいくつも経験したこの1週間は、今年の夏を忘れられないものにしてくれました。来年は先輩として、また日本アルプスに挑戦しようと思います。